酸素を獲得したことで生物の進化は可能になった

単細胞生物は、次に性を獲得していきます。二つの遺伝子の組み替えで子孫をつくるこのシステムは、進化の速度をさらに速めてくれました。

微生物以上の高等生物を生み出してこなかった30億年くらいの間の進化はゆっくりだったのに、それ以後の6億年間は爆発的な進化をとげます。このことが、それを証明しているようです。

まさに、酸素を獲得したことで生物の進化は可能になったのです。

しかし、その酸素を含む大気は、地球をアンコに見立てると薄皮まんじゅうの皮にもならないほどの薄さなんだそうです。

頼りなく、はかない、綱渡り的な運命の中に生きているというわけだそうです。