国際情報の面から言えば日本政党の英語力はかなり遅れている

国際情報の面から言えば日本政党の英語力はかなり遅れているそうです。

。二階堂さんが幹事長の時「外国人とつき合うのもいいが、礼状を英語で書くのが大変だ。人指し指でポツポツとタイプライターをたたいてるんでね」と、言ったことがあるそうです。

「英語の手紙ぐらい打てる秘書はいないんですか」と問うと、「そんなの、自民党におらんよ」と、そっけない返事で、びっくりしたそうです(ただし最近会った時には、英語秘書がついたと言っていた)。

自民党に限らず、日本では国際情報については、大組織といえども案外頼りないところがある。ニューヨーク・タイムズ、ロンドン・エコノミストをはじめ、世界の一流新聞、雑誌を揃えているのは、大新聞社ぐらいのものではあるまいか。

ラジオの東京キー局でさえ、そうした世界の一流紙がほとんど揃っていない。費用が問題なのではあるまい。私個人でさえ、その程度のことはできる。では、なぜか。

まず第一に、読みこなせる人間が少ない。また、せっかくの語学力をもっていても、国際情報に対する認識が薄くて、苦労してでも読もうという気にならない。

こうして「日本の常識は世界の非常識」傾向が、ますます助長されることになるのだ。

数カ月後、レーガン大統領との会談を終えた中曽根首相に会う機会を得たそうで、彼は開ロー番、「レーガン大統領のVTRをお借りして、二度聞いていったおかげで、彼の言う英語がほとんど理解できた」

と、うれしそうに語ってくれたそうです。半分でもいい、通訳を通さずに、わかりあえることは素晴らしい。中曽根さんはレーガン大統領の言うことがわかったから、じっと顔を見て英語で話すことができた。

実はこれが非常に重要なことで、その後、ロン、ヤスと呼び合えるほど親しくなれた原因にもなっていると思う。

全然話の内容がわからない同志が、通訳だけを通して話しても、生きた表情が浮かばない。これまでも日本から多くの大臣がワシントンを訪れているが、せっかく会ったトップの人たちにほとんど顔さえ覚えられていない。

むしろ、ワシントンの日本大使館から英語通訳として付き添った男の顔の方が、よっぽどよく覚えられているのだ。

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英語は必須の時代になりましたね。東京オリンピックも決まりましたが、それがなくても仕事上必要なことも多くなってきましたね。